25年前の民間療法
最近、いろいろと掃除してたら何故か25年前の本が出てきたんだけど
アトピー性皮膚炎 皮膚科の先生100人に聞きました
ってやつ
川島眞先生が監修してたんだね
(皮膚科医というか政治家って印象の人かな)
その中で気になったことをいくつか紹介してするよ。
家庭での温泉水を使って行う温泉療法が有効だと思うか?
という質問に対して、
1人だけ有効と答える皮膚科医がいたってことになってる www
さらに、
天然の塩を使って家庭で行う海水療法は有効か?
という問いに対して、
9人が有効と回答
まあ、これは現在ではブドウ球菌によって感作されている人に対してだけ、塩素や消毒が効果が出ることがあるってことが分かってるから、みんなはそれを知ってたらいいだけなんだけど、25年前は本気で信じてた人がいることに驚き。(塩素は海水とか塩水とか強酸性水とかに含まれてるよ。消毒は一時流行ったイソジン漬けにするやつだね)
また、天然の塩を用いた塩もみが有効か?
という問いに対して
1人だけ有効と回答
海水療法が有効と言ってた9人の中の残りの8人はどうした?辻褄が合わないじゃないか?
って気がするのだが・・
論理的に考えられない医者って一定数いるからね、まあしょうがないのかな。
次に面白いのが
アルカリイオン水、超酸化水外用などのイオン水治療器は有効だと思うか?
の問いに対して、
8人が有効と回答
しかも、アルカリイオン水での治療がNHKに取り上げられていた医師が学会に参加していて、実は免疫抑制剤の内服も併用していたことが分かり問題に。
学会の場で謝罪したらしいんだ。
どんな雰囲気だったんだろうね。
最近の学会ってなんか惰性でやってる感じも多いと思うけど、当時はかなりモチベーションが高かったのかなあ
今日はこれでおわり
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